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命もいらず名もいらず・幕末篇〔山岡鉄舟〕   

2012年 02月 08日

〔山岡鉄舟〕
「命もいらず名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るもの也。
此の始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬ也」(西郷隆盛)


【命もいらず名もいらず(幕末篇)】(山本兼一(著))
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〔世間は、口さがない〕
・われの思うわれと、人の思うわれは違うもの
〔世間の目は、敵の目と思うておくとよい〕
〔世に棲む九割が凡愚〕

・じぶんは九割の凡愚にあらず、賢者と思うておる。
 人間とは、それほど愚かなもの。

〔人には、器というものがある〕
・人は器量に応じた仕事しか為せない。
・器量に応じた人生しか送ることができない。
〔人と人との間合い〕
〔迷え。迷うがいい。迷って、迷って、なおさんざん迷った果てでなければ、
「如来像」はこころの焦りを見すかされている〕
〔腹を立つるは、道にあらず候。〕

・腹を立ててしまっては、ものごとの本質が見えなくなる。
たいせつなものを見失ってしまう。
〔初心にかえろう〕
「もういちど礼からはじめよう」
礼をわきまえる。

〔精進する〕
〔徳のこころ〕
〔人が集まるというのは、なかなかむずかしいことだ〕
〔思考回路がいたって単純にして明快がいい〕

人という生き物は、じつは、とても単純にできているのかもしれない。
見栄を張る。
面子にこだわる。
やせ我慢しても、余裕のあるところを見せる。
〔人間の器、じぶんの信(まこと)の気持ち、信のこころ〕
〔人のよろこびが、じぶんのよろこびとして感じられるのは、生来もちあわせた天真爛漫な性である〕
〔志だ。命もいらず、名もいらず、金も出世もいらぬ〕
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山岡鉄舟 命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕抹に困るもの也。


【幕末篇】
〔世間は、口さがない〕
・われの思うわれと、人の思うわれは違うもの

〔世間の目は、敵の目と思うておくとよい〕

〔世に棲む九割が凡愚〕
・じぶんは九割の凡愚にあらず、賢者と思うておる。
 人間とは、それほど愚かなもの。

〔人には、器というものがある〕
「器といってわかりにくければ、器量、度量といってよい。
人間が生きていくうえで、いちばん大切なことだ」
・人は器量に応じた仕事しか為せない。
・器量に応じた人生しか送ることができない。

人間の真摯さは自分で決めればよいことだ。
「よく死んだ男が、よく生きた男だ。
(生死一如)生と死が、じつはひとつのものであるということだ」


「大勢の見物人が押し寄せる名所の桜など、ちっともありがたくない。
たとえ、人に知られずとも、ひっそり咲いている山桜のほうが気高く美しい」

〔人と人との間合い〕
じぶんのまわりに越えにくい垣根があるのを感じてしまう
「人のまわりには、そもそも垣根なぞあるものか。
垣根をつくるのは自分。こわすのも自分だ。
自分でがんじがらめにめぐらせた垣根は、自分でこわさねばならぬ」

〔迷え。迷うがいい。迷って、迷って、なおさんざん迷った果てでなければ、
「如来像」はこころの焦りを見すかされている〕


〔腹を立つるは、道にあらず候。〕
・腹を立ててしまっては、ものごとの本質が見えなくなる。
たいせつなものを見失ってしまう。
「腹が立ったら、まずは息を深く吸って、気持ちを落ち着けることだ。
でなければ、道をあやまってしまう」

〔初心にかえろう〕
「もういちど礼からはじめよう」
礼をわきまえる。

〔精進する〕
・なにものにも代えがたい大きな生き甲斐、素になること。

無心になんのわだかまりもなく
おのれの道を求めている(求道者)

人生には、その人間の一生を左右する出会いがある。
運命の扉は、その人間が求めたとおりに開く。

こころを研ぎ澄まし、強く求めていればこそ、またとない出会いにもめぐまれるのだ。
なにも求めていない人間には、
すばらしい出会いなど望むべくもない。


武の道はとりもなおさず〔芸〕の道武芸とは芸術である。
技か。力か。
〔芸〕というのは、そもそも力と技を超えたところにある。
力と技の根底にあるべきものは、なんだと思う。

〔徳のこころ〕
「口にするのは簡単だが、実際におこなうのが難しいのが、〔徳〕というものだ。」
武芸の修行は、人に勝つためではなく、おのれの〔徳〕を積むためにする。

どのように〔徳〕を積めばよろしいでしょうか!
「徳の積み方が分からなければ、おのれを見つめよ。欠点をもっている。
怒りっぽかったり、気が弱かったり、嫉妬深かったり。欠点のない人間はおらぬ。
まずはおのれに欠けているものをおぎなうことだ」

どうすれば、おのれの欠点を見つめ〔徳〕を積む修行ができるのか?

人として生きる道〔心〕だ。
人というのは、骸骨だ。骸骨に皮をかぶせ、〔心〕をいれたものだと思え。

〔人が集まるというのは、なかなかむずかしいことだ〕

〔思考回路がいたって単純にして明快がいい〕
人という生き物は、じつは、とても単純にできているのかもしれない。見栄を張る。
面子にこだわる。
やせ我慢しても、余裕のあるところを見せる。
そんな負けず嫌いの気持ちが、案外、人間の背筋をまっすぐ伸ばすのかもしれない。
人間が生きていくための原動力になる場合もある。

愚鈍に行く。生きる。
おのれがつねに、春風のごとく清々しい(すがすがしい)人間でありたいと
念じていればこそ身についた
「人間の人となりを感得する素地」資質であろう。

〔人間の器、じぶんの信(まこと)の気持ち、信のこころ〕
なぜ生まれ、なぜ生きるのか?
どのように生きればいいのかは、いささか分かってきた。
【自分のためになり、人のためになることをせよ】
無私のこころはすばらしい。
かといって、自分を捨てきって他人のために生きるのはむずかしい。
自分のためになって、なお、他人のためになることこそ、なすべきであろう

〔人のよろこびが、じぶんのよろこびとして感じられるのは、
生来もちあわせた天真爛漫な性である〕

〔志だ。命もいらず、名もいらず、金も出世もいらぬ〕
名を惜しんでどうする?生きてやり抜くのが本当の武士の道

生きるとは、ただひたすら、目の前のことを、全身全霊の力をふりしぼってなし遂げることだ。
おのれの生を全うする道など、ありはしない。
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山岡鉄舟 江戸百万人の命を救った「江戸城無血開城」の立て役者
【平蔵の独り言】
3.11 東日本大震災:明治維新、太平洋戦争に匹敵する
この震災を目の当たりにして、どのように歩んできたのか
歴史を振り返らせてもらい 山岡鉄舟に巡り逢った。
名前も知らなかった。

命もいらず名もいらず・幕末篇〔山岡鉄舟〕

読めば読むほど、今このような人がいたら
と感じたしまう。

司馬遼太郎が何故、〔山岡鉄舟〕 を取り上げなかったのか。

命もいらず名もいらず・明治篇〔山岡鉄舟〕
が楽しみだ!

by asanogawa-garou | 2012-02-08 17:07 | 人生 まだ旅の途中 | Comments(0)