「男60代。老いに抗うか、受け入れるのか」(抗うことは無様じゃない)   

2014年 08月 22日
「男60代。老いに抗うか、受け入れるのか」(抗うことは無様じゃない)
週刊現代 2014/6/28号 有名人の生き様に学ぶ

男60代、体力の衰えや周囲との意識の差に納得がいかないことが必ず出てくるだろう。
抗うにせよ、受け入れるにせよ、「老いとどう向き合うか」
によって男の真価が問われることになる。


〔男60代。老いに抗うか、受け入れるのか〕
人は誰しも、年を取ると偏屈になりがちなもの。
しかしできれば「かっこ良く」年を重ねたい。
周囲から疎まれず、自分自身も楽しい。
そんな60代には何が必要なのか。
有名人たちの人生から探った。

〔人生80年になったいま、男60歳は大きな分岐点だ〕
肉体的な衰えはあるが、精神的にはまだまだ老けこんではいない。
老いに抗うべきか、それとも徐々に受け入れるべきなのか。
それぞれの道を選んだ有名人たちの生き様から、その答えを探っていこう。

〔自己主張を抑えながらも存在感を示せる「受け入れる派」こそ理想の60代〕
「60を過ぎても『俺が俺が』では見苦しい。
むしろ経験を活かして、主役を立たせるのが、熟年の役割でしょう。
色で言えば補色。足し算ではなく引き算の演技です。
存在によって、周りに光を当ててあげる。
いい熟年俳優というのは、黙っていても人生哲学や年輪が出る。
それを分かっていることが、理想の60代だと、私は思います
(元ドラマプロデューサーの大山勝美氏)」

【沢田研二(65歳)】
「昔ジュリー、いまジジイです。年を取ったら、しっかり食べなくてはいけません。太ったっていいんです」

【(俳優)水谷豊(61歳)】
年齢や求められている役割に応じて、うまく『変化』してきた。

【(熟年の名優)三浦 友和(62歳)】苦難が『渋味』を生む

【中村雅俊(63歳)】年を経て主演から脇役へのスムーズに移行した

【役所広司(58歳)】年齢に合わせて演技の幅を広げていった「遅咲き」の俳優。


『抗うことは無様じゃない』
年齢に抗うことで魅力を増している著名人もいる。
彼らは永遠の少年であると同時に、若さを保ち続ける努力をし、それを苦とは思っていない。

【桑田佳祐(58歳)】
あと1年あまりで還暦を迎えるとは思えないほど、
楽曲制作や単独ライブなどエネルギッシュな活動を続ける彼は、
まさに「老いに抗う派」60代の代表的な人物だ。

【明石家さんま(58歳)】いつまでも若くあろうとする人。
〔さんまは自分がトップであり続けるために、老化に抗い続けてきた〕

【所ジョージ(59歳)】今を満喫するために努力することだけなんですよ。
「今を満喫するために、いくつになっても「自分が楽しむこと」を意識している」

【高田純次(67歳)】人生は思うようにならない、力まず飄々と生きてきた。

【竹中直人(58歳)】
人生についてこう語っている。
「ため息はどんどんついていいんじゃないかな。あ~あ、って。人生は常に矛盾との戦いですからね」

---------------------------

【沢田研二(65歳)】昔ジュリー、いまジジイです。
c0219232_15495367.jpg

「昔ジュリー、いまジジイです。年を取ったら、しっかり食べなくてはいけません。太ったっていいんです」
(かってのスリムなクールな姿とは一変し、大きなお腹に髪もヒゲもボサボサ)と力強くステージ上で語る。

強がりではなく、本心から今の「太った自分」を受けているようだ。
そこには爽やかさが漂う。
自身の名曲『時の過ぎゆくままに』のとおり、いまジュリーは、時間にその身を任せているのだ。


【(俳優)水谷豊(61歳)】
c0219232_155320100.jpg

年齢や求められている役割に応じて、うまく『変化』してきた。

デビュー間もない20代のころ出演した『傷だらけの天使』では、
髪の毛にポマードをべったりとつけた不良青年。
その後、『熱中時代』シリーズでそれまでのイメージを一変し、熱血教師役を熱演。

〔相手が何を求めているかに敏感になる〕
そして現在の『相棒』シリーズでは、常に冷静沈着な刑事役で高い評価を受けている。『相棒』以前の水谷は、いまのような紳士という印象ではなかった。
しかし現在は、私生活でもドラマと同じように、穏やかな人柄に変わった。


【(熟年の名優)三浦 友和(62歳)】苦難が『渋味』を生む
いまでこそ確固たる地位を確立しているが、
彼は若い頃のイメージを払拭することに苦心しながら、人間として成熟していった。
デビュー間もない頃、三浦友和は、いわばただの二枚目俳優だった。
本人も若手時代について

「二枚目の役、当時はすごく嫌だったんですよ。清く正しく美しく精神を自分のなかから探し出すのが大変で」
と語る。

迷いの中にあった三浦がさらに深みに落ちたのは、
‘80年に当時絶大な人気を集めていた山口百恵と28歳で結婚したことがきっかけだった。

百恵はきっぱりと芸能界を引退。

三浦は当時を振り返ってこう語っている。
「それこそこの時は、日本全国、日本人全員を敵に回しちゃったな、という思いでした。
被害妄想の意識もものすごく強くなって、ここから抜けるのが一番大変だったかな」

世間の反感を買ったからか、その後仕事は激減。
一度は破産の危機に瀕した。

「優しい二枚目」「百恵のダンナ」そういうイメージから三浦が脱却するきっかけになったのは、
33歳で起用された映画『台風クラブ』でのいい加減な教師役だった。
童顔俳優の新たな顔が引き出され、役者としての評価を得た。

苦難の時期にも妻の人気に頼ることなく、じっと我慢を重ね、チャンスを掴んだ。
だからこそ、いまの三浦友和には渋味がある。

【中村雅俊(63歳)】年を経て主演から脇役へのスムーズに移行した

20代の代表作『俺たちの旅』では、主役として若者の青春を演じた中村。
40代を過ぎ、50代を経たころから、父親役やナレーションなど、脇役が増えていったが、
一切不満は漏らさず与えられた役に心血を注いだ。

それにつれ、たまにある主演作でも、新たな「味」が出るようになった。

〔自己主張を抑えながらも存在感を示せる「受け入れる派」こそ理想の60代〕
「60を過ぎても『俺が俺が』では見苦しい。
むしろ経験を活かして、主役を立たせるのが、熟年の役割でしょう。
色で言えば補色。足し算ではなく引き算の演技です。
存在によって、周りに光を当ててあげる。
いい熟年俳優というのは、黙っていても人生哲学や年輪が出る。
それを分かっていることが、理想の60代だと、私は思います
(元ドラマプロデューサーの大山勝美氏)」


【役所広司(58歳)】
年齢に合わせて演技の幅を広げていった「遅咲き」の俳優。
30代でもいくつか出演作はあったが、売れなかった。

やっと世間に名が知れたのは40歳で『Shallweダンス?』に出演してから。
若い頃の役所は、何者でもなかった。
役所が仕事を選ぶ基準は、その作品を観たいと思えるかどうかだという。
自分の感性に嘘をつかず、真剣に生きてきた。
それが今の役所をつくっている。


『抗うことは無様じゃない』
年齢に抗うことで魅力を増している著名人もいる。
彼らは永遠の少年であると同時に、若さを保ち続ける努力をし、それを苦とは思っていない。


【桑田佳祐(58歳)】
c0219232_15594278.jpg

あと1年あまりで還暦を迎えるとは思えないほど、
楽曲制作や単独ライブなどエネルギッシュな活動を続ける彼は、
まさに「老いに抗う派」60代の代表的な人物だ。

´10年には食道がんを患った桑田だが、それを克服。
復帰後すぐに紅白歌合戦に出場するなど、病気になる前以上に精力的な活動を始めた。
病を機に、楽曲提供やプロデュースなど、年相応の活動へと移っていく道も当然あった。
しかし、いつまでも心は若くありたい、そう考えているからこそ、
彼は現役として表舞台に立つことを選んだのだ。

【明石家さんま(58歳)】いつまでも若くあろうとする人。
c0219232_1613458.jpg


〔さんまは自分がトップであり続けるために、老化に抗い続けてきた〕
さんまが落語家として活動していたときから親交のある、桂雀雀氏が語る。
「現在まで、老けたという感覚は一切ないですね。『おもろい兄ちゃん』のまま、現在に至っている」

多くの芸人が映画や芸術など、他分野に活躍の場を広げるなか、
さんまだけは頑なに「お笑い芸人」の肩書を貫いてきた。

桂氏が続ける。
「決してその姿を見せませんが、裏ではものすごく努力してはる。
ドラマ、映画からグラビア、アダルト関係まで、あらゆるジャンルを研究しています。
睡眠時間は2~3時間と言っていましたね。
とにかく流行りを察知することに敏感なんです。
だからこそ、どんな相手と話しても、話題につまるということがない」

歳を重ねても若々しさを失わないためには、
常に変りゆく時代と接点を持っていなければならない。

60代になってもその接点を失わないためには、人知れぬ努力が必要となる。

「さんまが『60歳で引退する』と言っていたのは、
その努力がいかに大変か、自分が一番よくわかっているから。
でも最近になって引退発言を撤回したでしょ。
それはやっぱり好きでやってることだからだと思います」

【所ジョージ(59歳)】今を満喫するために努力することだけなんですよ。
c0219232_1632062.jpg

世田谷ベースと呼ばれる事務所兼遊び場で多様な趣味に時間を費やし

「今を満喫するために、いくつになっても「自分が楽しむこと」を意識している」

「歯車がかみ合っていない生き方をしていたら、いつまでも幸福感なく死んでいく。
30代は30代を、40代は40代を謳歌したほうが幸せに決まってるんだから。

たとえば、年をとったらヒザが痛くなるだろ。
ならその弱ったヒザで何ができるかを考えるんだよ。

過去はね、いい思い出があればそこに戻りたいと思うかもしれないけど、所詮無理。

ましてや未来なんて知りようがない。

結局できることは、今を満喫するために努力することだけなんですよ。

その最低限さえやらないで『明日は楽しいだろうか』と考えるのは
『分かり急ぐ』今の風潮そのもの。こっけいだよ」

【高田純次(67歳)】人生は思うようにならない、力まず飄々と生きてきた。
「僕には生き甲斐がない。インタビューで聞かれて一番困るのが『これから何をしたいか?』という質問なんですよ」

【竹中直人(58歳)】無名時代は長かった。
その日どうやって生きるか、という生活を送ってきた。
人生についてこう語っている。
「ため息はどんどんついていいんじゃないかな。あ~あ、って。人生は常に矛盾との戦いですからね」


【平蔵の独り言】
所ジョージ:「歯車がかみ合っていない生き方をしていたら、いつまでも幸福感なく死んでいく。
30代は30代を、40代は40代を謳歌したほうが幸せに決まってるんだから。

たとえば、年をとったらヒザが痛くなるだろ。
ならその弱ったヒザで何ができるかを考えるんだよ。

結局できることは、今を満喫するために努力することだけなんですよ。

【独り言】
50代は50代、60代は60代
ヒザが痛くなったら、その弱ったヒザで何ができるか
今を満喫するために努力することなんですね!

所ジョージの生き方にすごく納得・・・・・・・・・・
何ができるか、週2回の リハビリ
[PR]

by asanogawa-garou | 2014-08-22 16:09 | 人生 まだ旅の途中 | Comments(1)

Commented by ジョニーA at 2017-12-06 15:17 x
★マイブログに、リンク&引用、貼らせてもらいました。
不都合あればお知らせください(削除いたします!)
なにとぞ宜しく、お願いいたしまっす!